こんにちは🌞放送芸術学院専門学校です
今回は、コンサートスタッフやライブイベントを支える職業とプロになるためのルートをご紹介します🎵
アーティストのMV(ミュージックビデオ)の映像世界やライブパフォーマンスの音響効果、イベントの舞台演出などが技術的にどんどん進歩しています。昔では考えられなかったような美しい光景や観客を盛り上げてくれる演出などは今や欠かせないものとなっており、そこにはたくさんの「この道のプロ」が活躍しています。
華やかな世界を支える裏方の仕事ですが、そこには「裏方」と呼ぶには余りあるような大物プロデューサーやクリエイターも多く、売れっ子になるとさまざまなアーティストやイベントから引っ張りだこです。この音響や照明、特殊効果などを駆使するプロフェッショナルにはどんな職業があって、この世界につながる道を歩むにはどんなルートがあるのでしょうか。
今どきのコンサート、ライブイベントには欠かせないプロフェッショナル
コンサートというとアーティストが織りなす音楽世界を楽しむものですが、それは今や昔話かもしれません。特に大物アーティストになると壮大な舞台装置が用意されて、その効果を最大限に活用して観客を魅了します。DREAMS COME TRUEの「ドリカムワンダーランド」はコンサートをサーカスイベントに仕立てたイベントとして有名で単にドリカムの楽曲を楽しむだけではなく、アッと驚くような演出も観客にとってのお楽しみです。また、SEKAI NO OWARIの「炎と森のカーニバル」は総製作費5億円という、とてつもない規模で行われました。その他にもジャニーズ系グループのコンサート演出が時折に話題になることもありますし、大みそかの紅白歌合戦では歌よりも衣装や演出が話題になるアーティストもいます。
こうした世界を支えているのが、音響や照明、特殊効果といったコンサートスタッフです。音や光、映像などそれぞれの技術のプロフェッショナルに加えて、これらの演出を企画立案する演出家、全体をプロデュースするプロデューサーなど、職業は多岐にわたります。
音や光のプロになるか?全体をプロデュースするプロになるか?その可能性はとても広く、キャリアアップしていく価値も高い世界といえます。
一流のコンサート、イベントスタッフに必要なもの
音響のプロには「音」に関する専門的な知識、照明のプロには「光」の知識といったように、それぞれの職人たちは自分の分野に関する専門的な知識や経験を武器にしています。コンサートの演出を企画した際に音響さん、照明さんなどが指名されることも多く、これも専門家としての能力を高く評価されているからです。それぞれの専門知識はもちろんですが、舞台監督やプロデューサーの企画意図や世界観をしっかりと理解して表現できることも重要なので、コミュニケーション能力も問われる職業といえるでしょう。
そして、コンサートやイベント全体をプロデュースする演出家やプロデューサーについても同様です。それぞれの専門家に企画意図を伝え、それを正確に表現してもらうのですからコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、そしてコンサートを成功させるための演出に関してたくさんの「引き出し」を持っておく必要があります。こうした「引き出し」は学ぶことも重要ですが、経験を通じて1つずつ積み重ねていくものです。
こうした、知識・技術・経験を得るには、芸術系大学や専門学校で実習を通して学ぶことが必要です。専門学校は授業の大半が実習で、さらには在学中から現場経験もできるので、より実践的な技術を習得できます。学校で技術を身につけ、その技術を活かし、業界に就職していきます。
ライブ演出のカギを握る「特効」について
最近のコンサートやイベントの演出では特殊効果(特効)が多用されます。音や光、映像だけでなく「水」や「炎」、「煙」などを使った演出を観たことがある人は多いと思いますが、これらはすべて特殊効果です。その他にも「キャノン砲」といって花火のように紙吹雪が舞う演出や、風船、シャボン玉などその種類もさまざま。
これまでにないような演出を、という競争によって生まれたものも多く、より特殊であることが特殊効果の価値を高めます。専門性が高く特定の効果を出せる専門家が限られていることもあるため、多くのコンサートやイベントで求められる特殊効果スキルを持っていることは強力な武器になるでしょう。
特殊効果を仕事にするには、専門学校で専門技術を学び、特殊効果業務を行う会社に就職するのが主なルートですが、全国的にみても、「特殊効果」を専門的に学べる学校は存在しません。ただ、コンサートスタッフの学科で、舞台や音響、照明などライブ制作技術を総合的に学んでおいて、就職は特殊効果会社にする、ということは可能です。
目指そう!コンサート・イベント演出のプロ
それぞれの専門家になるか、総合的な演出のプロになるか。目指す道はそれぞれだと思いますが、コンサートやイベントを創り上げて成功させるプロになるという目的は同じです。先ほども述べたように、この世界で活躍するには知識と経験の両方が揃っている必要があります。学んだことを実践して経験値を積み、さらに新しい知識を積み上げて経験をするというのが最も確実なキャリアアップです。
【コンサート・ライブスタッフを学べる学科】
→コンサート演出テクノロジーコース https://www.bac.ac.jp/course/concert.html
→ライブイベント制作コース https://www.bac.ac.jp/course/live_event.html
→コンサート企画制作コース https://www.bac.ac.jp/course/concert_planning.html
→音声&音響エンジニアコース https://www.bac.ac.jp/course/acoustic_engineer.html
→照明エンジニアコース https://www.bac.ac.jp/course/lighting_enginee.html